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【お笑い峰打ちコラム】狩野英孝はイケメンキャラを捨てるのか

2009年12月30日 10:08

 『顔面、残念、僕ブサメン』――衝撃のフレーズが仙台のアーケード街にこだまする。12月23日深夜放送の「サンドのぼんやり~ぬTV」(東北放送)での出来事だ。




 サンドウィッチマン(フラットファイヴ)がメインを張る宮城ローカル番組に、狩野英孝(マセキ芸能社)がやって来た。この日の放送は宮城出身の3人が地元でイケメン度を競うというもの。街頭インタビューや地元女子大生との合コンの結果、イケメン芸人であるはずの狩野がイケメン度でサンドに劣ると判断され、罰ゲームが敢行された。

 仙台でもっとも人通りの多いファッションビルの前に、大きく引き伸ばされた20歳の頃の狩野の写真。これがまた映りが酷いもので、イケメン芸人・狩野としてはこの写真が世に出るだけでこれ以上ない罰ゲームであったろう。しかもその前でネタを強要せられ、披露したのがおなじみのフレーズをアレンジした『顔面、残念、僕ブサメン』というわけだ。

 今年もっともブレイクしたお笑い芸人の一人である狩野。彼のブレイクの要因は、さほどそうでもないのにイケメンキャラ、という部分であろう。出始めた当初は勘違いが売りのネタ及びキャラとして扱われてきたが、注目度が高まるにつれ、狩野が本当に自分をイケメンだと思っていることが明らかになってきた。「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)を初めとする数々のバラエティ番組で狩野のナルシストぶりがつまびらかにされてきたわけだが、そういった場面の狩野は驚くほど素に見える。世間の評価と自分の意識の開きに狩野はとまどい、すね、涙を見せるのだ。

 イケメンキャラからキモメン、果ては自らブサメンと名乗るほどにまでなってしまった狩野。ブサメンネタを披露した時の狩野はまだまだ不満げでキャラの変貌を好んで受け入れたわけではないようだが、今の狩野のメディアでの扱われ方は明らかにブサメン路線となってしまっている。今後、狩野はイケメンキャラを捨てるのか。また、捨てることが芸能界での延命につながるのか。

 個人的には狩野はまだいけると思っている。ドッキリスターとしての素質もさることながら、ネタの面でももう少しのびしろはありそうだ。ザ・スリーシアター(フジテレビ系)では毎回シチュエーションごとにそれなりのコントを披露しており、しかもどんなシチュエーションでも毎度おなじみの白スーツでナルシストネタというのはもはや天晴れとしかいいようがあるまい。生粋のコント師として生きていくには現時点では確かに力不足だが、これからいくらでも精進できるはずだ。

 芸人のブレイク2年目はプロ野球選手のそれと同様に勝負を問われる年だ。2009年の狩野に幸あれ。

(編集部:三浦ヨーコ)

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