writer : ac
ベトナム料理で「生血プリン」などと呼ばれる“ティエットカイン”を月に1回のペースで食べていた58歳の女性。旧正月「テト」の食事の準備中に激しい頭痛に襲われて検査の結果、寄生虫感染が発覚した
ベトナム料理で「血のスープ」または「生血プリン」などと呼ばれる“ティエットカイン”。アヒルや豚などの血にヌクマム(魚醤)、塩、軟骨などを加えてゼリー状にし、ピーナツや香草と合わせて食べるという
加熱していない豚の生血を使った“ティエットカイン”により激しい頭痛に襲われたオーさん。寄生虫は腕や脚などの皮膚下で蠢き、脳にも寄生していることが明らかになった
「もしオーさんが治療を受けずにいたら、体が麻痺したり後遺症は免れなかった」と語る医師。ダンヴァングー病院に来院する多くの患者はこれまで寄生虫感染と診断されず、脳にまで寄生虫が蔓延って後遺症に苦しむという