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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ビーチに現れたトンボの大群 おびただしい数に悲鳴(米)<動画あり>

パニックになった子どもの悲鳴も聞こえてくる。

虫嫌いのステファニーさんは、“惨状”にどうにか耐えたそうで、「永遠に続くのではないかと思うほどでしたが、2~4分ほどでトンボたちはみんな飛んでいき、それから戻ってくることはありませんでした」と明かしている。

トンボは夏の繁殖時期や、エサとしている小型の昆虫が天候の乱れや人間の活動により宙に舞い上がった際に、群れを成して移動する傾向がある。多い時には10億匹以上が集まり、レーダーシステムが検知できるほどの大群になることもあるという。

マサチューセッツ大学アマースト校マウント・アイダ・キャンパスの花粉媒介の専門家ニコル・ベルさん(Nicole Bell)は、「毎年7月下旬から10月中旬にかけて、トンボはメキシコ湾やアメリカ南東部へと移動します」と説明している。

今回ほどのトンボの大群が再びビーチを通過していく可能性は低いそうだが、仮にトンボが再来しても、過剰に反応するべきではないとニコルさんは指摘する。

「トンボは人間を狙っているわけではないですし、私たちにとって厄介な蚊などの昆虫をエサとします。トンボは刺したりできませんし、放っておくのが一番です。」

トンボの大群は数分でいなくなったが、ビーチにいた人々の約半数はトンボが去ったあとでビーチを後にしたそうだ。

トンボの群れは数分でビーチを通過し戻ってくることはなかったが、人々の約半数は荷物をまとめてビーチを後にしたという(『New York Post 「Supersize swarm of dragonflies overwhelms Rhode Island beach in creepy clip」(Facebook/Stephanie Martin)』より)

辺り一帯がトンボだらけとなった映像が多数のメディアに公開されると、「これは怖い」「蚊たちにとってはとんでもないね」「ただのトンボじゃないか。ここまでオーバーリアクションしなくてもいいのに」「トンボは危険な昆虫ではないよ」「この後、蚊を1匹も見なくなるかもね」などと様々な声があがった。

ちなみに2021年2月には豪シドニーのビーチで、“電気クラゲ”とも呼ばれる危険な「カツオノエボシ」が大量に打ち寄せられた写真が話題を呼び、「こんな数は見たことがない」といった驚きの声が寄せられていた。

画像は『FOX Weather 「Watch: Dragonflies swarm Rhode Island beach」(Michael Grover/Facebook)』『New York Post 「Supersize swarm of dragonflies overwhelms Rhode Island beach in creepy clip」(Facebook/Stephanie Martin)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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