ウィリアム皇太子が、英国の秘密情報部「MI6」を極秘で訪問したことが明らかになった。「コート・サーキュラー(王室行事日報)」には訪問したことが翌日に掲載されたが、詳細については記されていないという。英王室は古くから国家の安全保障サービスを支援しており、ウィリアム皇太子は過去に秘密情報部で3週間にわたる研修を経験したことがある。
ウィリアム皇太子が現地時間13日、「MI6」として知られる秘密情報部(secret intelligence service、SIS)の職員と面会したことが明らかになった。
英メディア『The Telegraph』が報じたところによると、皇太子の訪問は王室メンバーの公式行事を記録する「コート・サーキュラー」に記載されたという。
通常、王室メンバーの公務予定は「コート・サーキュラー」で事前に記載されるが、今回の訪問は前もって公表されず、翌14日に掲載された。そこには「ウェールズ公は本日午後、秘密情報部を訪問しました」と記されただけで、これ以上の詳細については明らかになっていない。
「MI6」は外国の機密情報を扱い、英国を外部の脅威から守る政府機関だ。フィクションの世界では、映画『007』シリーズのスパイ、ジェームズ・ボンドが所属することで知られる情報機関の一つである。
ロンドンでは15日にチャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」が行われるが、