アメリカのある工場で今月8日、作業中に落としたAirPodsを拾おうとした女性がベルトコンベアに巻き込まれた。女性は腕を複雑に巻き込まれてしまい、救急隊員が金属部分を切断して救出した。すぐに病院へ搬送されたものの、翌朝に死亡したという。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
事故にあったのは、米ジョージア州コロンビア郡グローブタウンに住むアリッサ・ドリンカードさん(Alyssa Drinkard、21)だ。同郡エヴァンスにあるゴルフカートなどの製造会社「クラブ・カー(Club Car)」の工場で、契約社員として働いていたアリッサさんは今月8日、いつも通り自分のシフトに入っていた。
一緒に働いていた同僚のフェズシャ・スミスさん(Fae’Zsha Smith、25)によると、午後9時45分にアリッサさんはAirPodsをベルトコンベアの下に落としてしまったという。フェズシャさんが「あとで安全に取れそうな時に拾ってあげるよ」と伝えると、アリッサさんは「新しいのを買うからいいよ」と答えた。ところがしばらくすると、アリッサさんはベルトコンベアの下に潜って、AirPodsを拾おうとした。そして、ベルトコンベアを動かしていたチェーンに腕を巻き込まれてしまったのだ。
アリッサさんの腕は曲がり、大量に出血していたという。恐ろしい光景を目の前にしながらも、フェズシャさんはすぐに彼女を助けようとしたが、複雑に巻き込まれていたため、助け出すことができなかった。フェズシャさんは機械を止めることができなかったようで、急いでメンテナンス部門に連絡して機械を止めてもらった。
アリッサさんを助け出すためにメンテナンス部門が現場に駆けつけ、