インド在住の40歳の男性の胃から今月26日、鋭利な金属類など60個以上の異物が摘出された。手術は成功したものの、男性は危険な状態だという。インドのニュースメディア『The Indian Express』などが伝えた。
インド北西部パンジャブ州の総合病院「モガ・メディシティ病院(Moga Medicity Hospital)」で26日、受診したクルディープ・シンさん(Kuldeep Singh、40)の胃の中に大量の異物があることが判明した。
病院長のアジュメール・シン・カルラ氏(Ajmer Singh Kalra)によると、クルディープさんは2年前から断続的な胃の痛みがあり、その日は高熱、嘔吐、激しい腹痛を訴えていたという。そこでレントゲン検査を実施したところ、胃の中に金属製のボルトやネジ、鎖、イヤホンなど多数の異物があることが判明し、医師たちを驚愕させた。
こうして外科医アナップ・ハンダ氏(Dr. Anup Handa)と消化器専門のヴィシャワヌーア・カルラ医師(Dr.Vishavnoor Kalra)のチームによって手術が行われ、ロケットペンダント、安全ピン、磁石、シャツのボタン、ジッパーなど60個以上の異物が摘出された。
手術は3時間を要し、カルラ医師は手術後「このようなケースは私のキャリアでは初めて」と明かすと、