マレーシア、ボルネオ島で今月22日、60歳の男性の遺体の一部がワニ(クロコダイル)の腹部から発見された。男性は4日前から行方不明で家族が捜索願を出していた。悲劇のニュースを英ネットメディア『The Daily Star』などが伝えた。
ボルネオ島のサバ州南東部に位置する港町タワウで22日、アディ・バンサさん(Addi Bangsa、60)の遺体の一部がワニの腹部から発見された。漁師であるアディさんは19日午前4時頃、船を出そうと川に向かう途中でワニに襲われたとみられており、帰宅しないことを心配した家族が捜索願を出していた。
アディさんを襲ったとみられるワニが発見されたのは22日未明のことで、サバ州の野生生物局のスタッフが午前3時頃に銃殺した。
タワウ消防局長ジェミシン・ユージン氏(Jemishin Ujin)によると、野生生物局のスタッフは被害者の家族が現場に到着するのを待ち、午前9時頃にワニの腹部を切り裂いたそうで、中から血まみれの遺体の一部を発見した。
それがアディさん本人であることが確認されると、