このほど、オーストラリア在住の男性が約24万豪ドル(約2100万円)相当の金を含む石を発見し話題を呼んでいる。この男性はアマチュアとして金属探知機による金の採取を行っていたと言い、鑑定士は「一生に一度の発見ですよ」とあまりの大きさに驚いていると、豪ニュースメディア『news.com.au』などが伝えた。
大きな金塊が発見されたのは、豪ビクトリア州のバララット、ベンディゴ、セント・アーノーの間に広がる“ゴールデン・トライアングル(Golden Triangle)”と呼ばれる場所で、1850年代にゴールドラッシュが起きた地域だ。ここでは今でも金が見つかることがあると言い、ビクトリア州の地質調査所は、該当エリアの中央、中央北部には最大で7500万オンス(約2300トン)の金が眠っている可能性があると推測している。ゴールドラッシュ時代には8000万オンス(約2500トン)の金が採掘されたと言われており、これと比較すると金を発見できる可能性は非常に高いと言えるだろう。
こうした背景から同地域を訪れ、趣味で金の採取を行う人も多いという。そんな夢の溢れる場所を、1人の男性が金を探し出すために訪れた。アマチュアだという男性は1200豪ドル(10万円超)と金属探知機にしては比較的手ごろな価格で購入した「Minelab Equinox 800」という種類の金属探知機を手に探索を始めた。すると金属探知機が反応し、一部が金のような物体で覆われた、手のひら以上もある大きな石を発見した。男性はこの石を発見した当初、