もしあなたが犬で、親友が事故で動けなくなったらどうするだろう。諦めてその場を去るか、助けを呼びに行くか…。アメリカのある野良犬は、道路の目立つ場所で助けが来るのをじっと待っていたという。2匹の仲良し犬と、2匹を保護したカップルの温かいニュースを『We Love Animals』などが伝えた。
米テキサス州ヒューストンにて犬の救助と養子縁組を行う「ローラズ・ラッキー・デイ(Lola’s Lucky Day)」で里親のボランティアとして働くサマンサ・ジマーさん(Samantha Zimmer、36)とフィアンセのジョージ・ディックスさん(George Dix)はある日、Facebookに地元の郵便配達員がこんな投稿をしているのを目にした。
「道路で2匹の野良犬を見かけた。そのうちの1匹は事故に遭い動けなくなっているようだ。誰が助けてやってくれないか。」
居ても立ってもいられなくなった2人は、Facebookの情報を頼りに車を走らせて2匹の犬を探しに出かけた。そして約50分後、2人は道路の端にまるで誰かの助けを待つかのように座る小さなオス犬“コーリー(Corey)”を発見した。Facebookに投稿があったのは午前11時頃だったが、それからすでに6時間が経っていた。
その日に撮影された動画では、サマンサさんに優しく声をかけられたコーリーが立ち上がり、ゆっくりと近づいてくるのが見て取れる。コーリーがいたすぐ近くの土手には、事故に遭い動けなくなったオス犬“マシュー(Matthew)”が苦しそうに横たわっており、2人はまずソーセージで釣ってコーリーを保護したという。
マシューは全身に傷があり骨折していたそうで、