中国で中国東方航空の旅客機が山間部に墜落し、乗客の安否が心配されている。同機は高度約9000メートルの高さから急降下し墜落したものとみられているが、現場近くに設置されていた監視カメラには同機がほぼ垂直に落下していく様子が捉えられていた。『New York Post』『The Sun』などが伝えている。
21日午後2時38分、中国・広西チワン族自治区梧州市の山中に中国東方航空のMU5735便が墜落して炎上し、現場は火の海に包まれた。同機は雲南省昆明から広東省広州へ向かう予定だったボーイング737型機で、乗客123人と乗務員9人が搭乗していた。
『New York Post』によると、同機は約3万フィート(約9000メートル)の高度で巡航していたが、突然垂直に落下し始めて人里離れた山中に墜落、現場はNASAの衛星画像で確認できるほど大きな山火事を引き起こしたという。
飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイムで表示するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、同機は2万9100フィート(約8870メートル)の高さから一気に高度9075フィート(約2770メートル)まで急降下したという。その間わずか2分ほどだったそうだ。
事故後、中国民用航空局(CAAC)が「我々は緊急メカニズムを発動し救助隊を現場に送りました」と声明を出しているが、