マクドナルドのドライブスルーにて、徒歩で訪れた父子が注文を断られている姿が目撃された。他の人が代わりに買うと申し出ても「ルール上できない」と店員は断ったため、為す術なく父子は立ち去った。しかしこの親子を見た12歳の男の子は、購入したハッピーセットを父子に手渡したのだ。男の子の行いには「素敵な子に育ったね」といった声があがり、「歩きでも注文をさせてあげればいいのに」とマクドナルド側を批判する意見も寄せられた。この騒動にマクドナルド側は釈明のコメントをTwitterに投稿している。『Yorkshire Evening Post』などが伝えた。
英ウェスト・ヨークシャー州リーズ市ハンスレットのマクドナルドで、ドライブスルーの列に徒歩で来た父子が並んでいた。そのまま注文しようとすると、店員は「規定上、車でなければ販売することはできない」と父子の注文を拒否したという。
この父子の後ろに車で並んでいたのは、薬剤師のシェリー・クレアさん(Sheree Claire、39)と息子のナイアル君(Niall、12)だった。シェリーさんは父子の代わりに一緒に買うとスタッフに申し出ると、「コロナ禍のルール上、それはできません」と断られてしまったのだ。
このやり取りを見て心を痛めたナイアル君は、自分の分として注文したハッピーセットを、父子にプレゼントしたのだ。シェリーさんは当時の様子について次のように語っている。
「幼い子が食べたがっているのに、誰も買ってあげることが出来ないのですよ? それを見たナイアルが自分のハッピーセットを、注文できなかった親子のもとへ持っていったのです。ナイアルの行動は本当に誇りに思います。もちろんナイアルはマスクをして渡していましたし、私達が窓口で買って渡すのと大差は無いと思いますね。」
実はナイアル君、昨年のクリスマスの時に自分のプレイステーションを売り、