オーストラリアの田舎町で地元の人々に愛されていた2頭のエミューがパブに出入りするようになり、客の食べ物を盗んだり店内で糞をしたりとやりたい放題になってしまった。頭を抱えたパブのオーナーは、エミューの出入り禁止を決めたという。『Daily Star』『7NEWS.com.au』などが伝えている。
豪クイーンズランド州ロングリーチ南部のヤラカという小さな田舎町で、“ケビン(Kevin)”と“キャロル(Carol)”という2頭のエミューが人々に愛されてきた。しかし2頭はホテルに併設されたパブの階段を上り、店内に出入りするようになってしまったという。
パブのオーナー、ゲリー・ギンブレッドさん(Gerry Gimblett)は「トースターから客用のトーストを盗んだり、テーブルで食事をしている人のコーヒーを飲んでしまったりと大変でした。一番の問題は店内で糞をされたことです。それも頻繁で、何より臭いがひどかった」と明かしている。
エミューは鳥類の中で2番目に大きい種類で、鳥の一種だが飛ぶことはできない。比較的に穏やかな性格で、ヤラカでは2018年にエミューの卵が孵ってから観光名所の1つとして地元コミュニティーで見守られてきた。一時期は9頭のエミューがいたが、車に轢かれてしまったり町から出て行ったため現在はケビンとキャロルの2頭だけ残っているという。
地元に愛されるエミュー達の行動に頭を抱えたゲリーさんは、