多くの国では大麻の使用や所持、栽培に対して厳しく罰せられるが、一部の国では大麻が合法化されている。今年1月にはオーストラリアの首都キャンベラの特別地域で、豪州として初めて嗜好用大麻を個人で使用する場合につき解禁された。しかし昨年、オーストラリアで大麻を大量に栽培していた男が起訴されたが、男はその大麻を盗まれたことで警察に通報し、自ら御用となってしまった。『ABC News』『LADbible』が伝えている。
豪ノーザンテリトリー準州にあるアリス・スプリングス最高裁判所で今月初め、ウイリアム・ポイントン(William Pointon、61)が大麻を栽培していたことによる罪を認めた。ウイリアムは同州テナント・クリークにある自宅で大麻を栽培していたが、昨年の5月3日にその一部が盗まれ、警察に「未成年者に大麻を盗まれた」と通報を入れたようだ。
通報を受けた警察官がウイリアムの自宅に到着すると、69本もの栽培されている大麻が発見された。なかには高さが1.5メートルほどに成長しているものもあり、全て警察に没収された。ウイリアムは盗難の被害者として警察に助けを求めたものの、一転して大麻所持の容疑者として身柄を拘束され起訴されたのだ。
裁判では、