中国・貴州省遵義市にかかる橋で、車が川に転落する事故が発生した。車を運転していた男性は10分前に運転免許証を取得したばかりで、事故当時はこともあろうに携帯電話の画面にくぎ付けになっていたようだ。
熟練ドライバーであっても、携帯電話を使用しながらの運転は非常に危険だ。それにもかかわらず中国で、運転免許証を取得したばかりの若者が“ながら運転”をしていて橋から川に転落した。事故の一部始終はカメラが捉えており、『Metro』『LADbible』などが伝えて拡散している。
動画では白の乗用車が、ガードレールが設置されていない橋に向かって右手から走ってくるのが見て取れる。車1台がやっと通れる狭い橋の中央には3人がゆっくりと歩いているが、車はスピードを落とす様子もなく弾みながら橋の上を走り始める。しかし数メートルも進まないうちに左にハンドルを切り、そのままフロントから吸い込まれるように川に転落してしまった。
この車を運転していたのはチャンさんという若者で、事故当時の様子をこう語っている。
「車を運転している最中に、携帯電話を取り出してメッセージを読んでいたんだ。ちょうど橋に差し掛かった時に前方を歩く2人が目に入ってきて、ドギマギしてハンドルを一気に左に切ってしまったんだ。」
「それでも車がすぐ沈まなかったことはラッキーだったよ。運転席側のドアは開かなかったから、助手席側のドアを足でキックしてなんとか脱出したんだ。混乱している中で手の骨を脱臼してしまってね。ドアが開かなかったら閉じ込められたままだっただろうね。」
チャンさんはその後、