車で3200キロを移動することになったのだ。
このズースの旅に一肌脱いだのは、犬の輸送には定評がある動物保護団体「Many Paws Volunteer Transport」のボランティアたちで、9つの州を少なくとも15人のドライバーが4日かけてリレーをし、ズースは無事カサンドラさんのもとに届けられた。クリスマスまであと9日となった12月16日のことだった。
ズースがボランティアの人々と撮った写真はカナー・チャールストン動物愛護協会のFacebookに投稿されており、雪の中を走る車から顔を出したり、宿泊した家でくつろぐズースの様子などを見ることができる。旅の途中、ズースが車の中で粗相をしてしまうなどのトラブルもあったようだが、ボランティアの1人は「ズースを家族と会わせてあげたいという一心で多くの人が協力してくれました。私にとっても素晴らしい経験になりました」と振り返っている。
またカサンドラさんは「私たちのために努力してくださったボランティアの人たちには感謝してもしきれないほどです。彼らがいなかったら、ズースとこんなに早く再会することはできなかったでしょう」と嬉しそうだ。
ちなみにこのニュースには「最高のクリスマスプレゼント」「素敵な話だ!」「嬉しくて涙が出てきた」「世の中捨てたもんじゃない」「ボランティアみんながヒーローだ」といったコメントがあがっている。
画像は『Metro 2019年12月29日付「Stolen dog found 2,000 miles away from home returned by 15 strangers」(Picture: WBAZ)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)