SNSに投稿された女性の瞳に映る景色から住所を特定してストーカー行為を働く事件が日本で起きたことにより、サイバーストーカーの脅威が浮き彫りとなった。オーストラリアでも、元恋人の車をアブリを使って制御しストーカー行為を働いた男が多くの女性を震え上がらせたようだ。『ABC.net.au』『New York Post』などが伝えている。
豪タスマニア州のホバート治安判事裁判所で行われた裁判で、38歳の男がオンライン・アプリケーションを利用して元恋人の女性の車を制御するというストーカー行為をしていたことを認めた。
2人は昨年に半年ほど交際していたが、当時女性は車を購入しており、その際に男に付き添ってもらっていた。ところが男は彼女が購入したレンジローバーのVINコード(車両識別番号)を覚えていたようで、そのコードにアクセスしてアプリケーションをセットアップした。これにより男は彼女の車のエンジン始動と停止をリモートで制御することができたという。
そのうえ女性がどこを移動しているか、男は電子メールで即座に情報が受信できるようにした。男はそれだけでは足りず、月額料金を支払ってスパイウェアを利用して女性のスマートフォンの位置を監視していた。自動車保険会社で自動車整備士として働く男は、クライアントの車を使っていつも彼女の後を追っていたようだ。
そしてある晩のこと、女性がふと夜中に目を覚ますとベッドのそばに男が立っていた。男は静かな声で「僕でラッキーだったね。僕は君に危害を加える強盗でも悪い奴でもないから…」と女性に向かって言葉を発した。女性は恐怖のあまり、