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writer : ac

【海外発!Breaking News】エイリアン? 生きた化石? 巨大目の魚が釣り上げられる(ノルウェー)

「2つのフックにはオヒョウがかかって、それは嬉しかったよ。でももう一尾はまるで恐竜のようで、初めて見る魚だったんだ。800メートルの深海だから、引き上げるのに30分もかかったよ。」

「一緒にいた仲間が、その魚について知っていてね。‟ラットフィッシュ”と言うそうだ。釣ったのはいいけど、急激に圧力が変わったからかすぐに死んでしまったんだ。だから家で切り身にしてバターで炒めて食べてしまったよ。見た目は悪いけど、味はタラに似ていて美味しい魚だったよ。」

『The Sun』によると、ラットフィッシュは全身の骨格が軟骨で形成されている軟骨魚のギンザメ科の仲間だそうだ。ギンザメの仲間の多くは中生代に絶滅し、現存するのは40種足らずであるため「生きた化石」と呼ばれている。約3億年前から生存すると言われるラットフィッシュは、ネズミのような大きな前歯を持ち、カニ、エビ、貝などを食べるそうで、普段は深海に生息するが繁殖期になると浅い海域でもみられるという。特徴である巨大な目は深海の暗闇でもよく見ることができるように発達したもので、全長は90センチほどと言われている。

ちなみに2016年には、メキシコの沖合で淡いピンク色の肌と大きな腹部、そして緑色の目を持つヒトの乳児ほどのサイズの魚が発見され、新種のサメ発見か、はたまたエイリアンかと話題となった。

画像は『The Sun 2019年9月16日付「EYE, EYE, CAPTAIN! Fisherman baffled after reeling in terrifying alien-like creature with giant eyes off Norwegian island」(Credit: BOURNEMOUTH NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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