先月末に開催されたサバイバルゲーム「フォートナイト(Fortnite)」ワールドカップのソロ部門で見事優勝し、賞金300万ドル(約3億2千万円)を獲得した16歳少年の自宅に、米警察特殊部隊「スワット(SWAT)」が派遣されていたことが明らかになった。何者かが虚偽の通報をしたもので、警察では悪質な事件として調べを進めている。
米ペンシルベニア州在住のカイル・‟ブーガ”・ジアーズドーフさん(Kyle “Bugha” Giersdorf、16)の自宅に8月10日午後11時頃、米警察特殊部隊「スワット」が派遣された。ブーガさんは「フォートナイト」ワールドカップの世界チャンピオンとして名を馳せ、その夜もライブストリーミング配信サービス「Twitch」で対戦中だった。
同州モントゴメリー郡のアッパーポッツグローブ・タウンシップ警察署は10日午後11時08分、ブーガさんに扮した何者かにより「自動小銃AK-47で父親を殺した。母親を縛り、人質として駐車場に監禁している」と緊急通報を受けた。駆けつけたスワット部隊はブーガさんの家を包囲し、決められた手順に従いブーガさん宅に電話をかけ、家主に自宅から出てくるよう促した。
電話に応答したのは殺されたはずのブーガさんの父親で、部隊は家族全員の無事を確認し、