パキスタン南部のシンド州ミティに住むアフシーン・カンバールちゃん(Afhseen Qumbar、11)は首が90度曲がっており、一人で食事をすることやトイレに行くことができない。学校にも行けず、首が曲がったまま10年以上が経過し、家族は「アフシーンになんとか手術を受けさせてあげたい」と悲痛な叫びをあげている。『Metro』などが伝えた。
誕生時には何の異常も見られなかったアフシーン・カンバールちゃんは、生後8か月の時に家の外で遊んでいて突然転び、首が左側に傾くようになった。7人の子供を抱えながらも定職がなかった両親はアフシーンちゃんを病院に連れていくお金がなく、地元の信仰療法士に助けを求めたが症状は悪化するばかりだった。
そんなアフシーンちゃん家族に朗報がもたらされたのは、今から2年前のことだった。世界中のメディアがアフシーンちゃんのことを取り上げ、手術代を負担してくれるというスポンサーが現れたのだ。
こうして昨年2月、アフシーンちゃんはシンド州カラチにあるアガ・カーン大学病院(Aga Khan University Hospital)で検査を受け、医師から手術が必要であること、手術の成功の確率は50%であることを告げられた。
全ては順調に進み、一度はアフシーンちゃんの手術のスケジュールも決まったが、親族の結婚式と日程が重なったため、両親は手術を1か月ほど延期してもらうことにした。しかし結婚式が終わるとスポンサーからの連絡はプッツリ途絶え、