米テネシー州に住む15歳の少年は、以前通っていた学校でいじめを受けて孤立し、転校を余儀なくされた。しかし不安を抱えながらも気持ちを新たにスタートした学校で、素敵なクラスメートに巡りあったようだ。『Today』『Inside Edition』などが伝えている。
アズリエル・ロビンソン君(通称アージー君、15)は数年前、ナッシュビルの学校でいじめにあい“価値がない人間”と自分を卑下し孤立した。「自分はいてもいなくても同じ」と学校に行けなくなり、一日のほとんどを寝て過ごすようになったがその後、新たなスタートを切ろうとラザフォード郡ラ・バーグにあるラ・バーグ高校に転校した。アージー君がいじめを受けて転校してきたことは、日を経ずしてクラスメートの誰もが知ることとなった。
そんなアージー君に今月初旬、思いがけないサプライズが待っていた。教室の一番前の席に座っていたアージー君のもとに、2人のクラスメートがやってきてプレゼントを手渡したのだ。
わけがわからずポカンとしているアージーくんに、そのうちの一人カロロス君が「僕たちは君に贈り物があるんだ。だって君は思いやりがあって、いつもみんなのことを考えて行動しているだろう」と語りかけた。
「何?」「そんなことないよ」と言いながらも笑顔でその箱を開け始めたアージー君だったが、中に新品のナイキのシューズが入っているのを目にすると、顔を両手で覆って泣き始めた。
するとカロロス君はアージー君の肩に手をかけて「ほんの気持ちだよ。君はクラスのみんなを助けてきた。それは本当に素晴らしいことだからね。これだけじゃ足りないくらいだよ」と温かい言葉を送った。クラスのみんなが嬉しそうにその光景を見守っている。
泣きながら「ありがとう」と声を振り絞るアージー君に、