アルビノとは生まれつき肌や髪、目などのメラニン色素が欠乏、または欠損した症状がでることをいうが、アフリカにも同様の症状を持つ人達がいる。このほどケニアでアルビノの人達によるビューティーコンテストが開催された。『Nairobi News』『The New York Times』などが伝えている。
11月30日の夜、ケニアの首都ナイロビにある「ケニヤッタ国際会議場(Kenyatta International Convention Centre)」にて「ミスター・アンド・ミス・アルビニズム・東アフリカ2018(Mr and Miss Albinism East Africa 2018)」が開催され、アルビノの人達が美を競いあった。
このコンテストはセルフ・ヘルプ・グループ「アルビニズム・ソサエティ・オブ・ケニア(Albinism Society of Kenya、以下ASK)」がウガンダやタンザニアのグループとパートナーを組んで行われ、それぞれの国からアルビノの男女30人が集まった。
大会を開催した、ケニア初のアルビノの議員でもあるASKのアイザック・ムウォラ氏(Isaac Mwaura)は、本大会の目的を「先天的に色素が欠乏しているがゆえに、差別や暴力さらに殺人などに怯えてきたアルビノの人達の尊厳を確認するため」と話している。
アフリカで生まれ育った参加者らは、肌の白さでずいぶん苦労したようだ。タンザニアから来たエリザベス・ジェイムズさん(Elizabeth James)は幼い頃、知らない人にじっと見つめられ、