普段、犯罪とは無縁のような米ケンタッキー州ののどかな牧草地が広がる田園地域で、このほど悲劇が起こった。3歳の女児が家族の一員である叔父に喉を切り裂かれて死亡したのだ。事件を知った近隣住民らは、突然の出来事に声を震わせている。『Metro』『LEX18.com』などが伝えた。
12月8日の朝、ケンタッキー州クリントン郡に住む一家に思いもよらぬ悲劇が襲いかかった。ベニー・ブルベンキさんと妻シモーナさんが9人の子供と暮らす家に同居していたシモーナさんの弟エマニュエル・フルター(33歳)が、姪のジョセフィーンちゃん(3歳)の喉をナイフで切りつけるという凶行に及んだ。
ベビーモニターを通して娘の悲鳴を聞きつけたベニーさんは、慌ててジョセフィーンちゃんと他の4人の子供たちが寝ている部屋へ向かった。部屋に入ると、ナイフを持ったエマニュエルがベニーさんに襲いかかってきたため、ベニーさんは手に軽傷を負った。午前6時半前に通報を受けて駆けつけた警察官により、エマニュエルは逮捕された。
エマニュエルに喉を切り付けられ致命傷を負ったジョセフィーンちゃんは、すぐに地元の病院に運ばれ、その後緊急ヘリでケンタッキー州子供病院へと搬送された。しかし治療の甲斐も虚しく、9日の午後5時半前に死亡した。
ブルベンキさん一家はルーマニア系アメリカ人で、2年前にミシガン州からケンタッキー州に引っ越してきたが、