米ニューヨークのブルックリンで、慢性的な精神疾患を抱えていた長男が末っ子の弟をマンションの屋上から投げ落とし死亡させるといういたたまれない事件が起こった。『New York Post』『abc13 News』などが伝えている。
9月22日のこと、ニューヨークのブルックリンにある7階建てのマンションで、ショーン・スミス(20歳)が弟シムロン君(4歳)をマンション屋上から中庭に投げ落とした。シムロン君はその場で死亡、その後ショーンは停まっていたパトカーに自ら近付き、落ち着いた様子で「弟を殺した」と告げた。
『New York Post』によるとショーンは午前2時45分頃、パトカー内の警官らに「弟を屋上まで連れて行きそこから投げ落とした」と自供した後、シムロン君が息絶えた中庭に彼らを導いた。午前3時半に応援に駆けつけた警察官が現場へ到着し、同日の午後にショーンは殺人罪で逮捕された。
過去に前科もなく、暴力沙汰を起こしたこともなかったというショーンだが統合失調症を患っており、今年4月には自身が、今回シムロン君を投げ落とした同じ場所に上っていたことから「もしや自殺をするのでは」として複数の目撃者らによって911に通報されていた。また、精神科治療のためにキングス郡病院へ通っていたようだが、7月以降は治療薬を飲んでおらず、最近も家族に「頭の中の声が『悪いことをしろ』と告げてくる」と口にしていたという。
一家は南米のガイアナ共和国から昨年12月に、