長くボリュームのあるまつ毛に憧れ、接着剤で人工毛を付ける“まつ毛エクステンション(まつエク)”を試してみたい!という人は多いであろう。ただ目もとに施術するので、施術者の技術や使用する接着剤に起因した健康被害を訴える人もあとをたたない。安さを売り物にし悪質な営業をしているサロンには注意が必要なようだ。『The Sun』『Metro』などが伝えている。
タイ、プーケットの「ヘアー・インフィニティ(Hair Infinity)」というサロンで今月10日、1児の母であるベンヤパ・スパップさん(Benyapa Supap、35)が“スーパーモデルまつ毛エクステンション”の施術を受けた。この時支払ったのは1,500バーツ(約5,000円)だったが、ベンヤパさんはまつエクをつけて1分も経たないうちに目に異変を感じた。
ベンヤパさんは、その時のことを次のように語っている。
「市販されている瞬間接着剤と同じ臭いが鼻につきました。接着剤の乾きはとても速かったのですが、すぐに目が腫れあがって痛みを感じました。その後、瞬きをすると上下の瞼がくっついてしまったのです。」
「オーナーに文句を言うと“1,000バーツ(約3,300円)にまけてやる”と言われました。酷い痛みでしたが、すぐにそこを出て他のサロンに助けを求めました。」
「涙と接着剤でボロボロになった私を救ってくれたのは、他のサロンの施術者ファラ・フゥーセアンさん(Fara Foosaeng、40)でした。“今まで見た中で最悪の施術”と私に同情し、接着剤を柔らかくする液体とメタルプッシャーを使い、約1時間をかけて絡まったまつ毛を少しずつほぐしてくれました。それでも結局、私は全てのまつ毛を失ったのです。」
ベンヤパさんはファラさんにさらに1,000バーツを支払いなんとか自宅に戻ったものの、