フライトの最中、思わぬ理由からパイロットが目的地以外の空港への緊急着陸や引き返しを決定することがある。急病人の発生、喧嘩や不審物の発見など「早く戻って」と思うこともあれば、機材のトラブルが理由と知って苛立つことも。そして…動物が迷い込むという「運が悪かった」と嘆くしかないアクシデントも稀には起きてしまうようだ。このほど米デルタ航空機のフライトで…。
デトロイトのメディア『ClickOnDetroit』が伝えたところによれば、たった1羽の小さな鳥がよりによってコックピットに迷い込み、それを捕獲するために緊急着陸せざるを得なくなったのは先月30日にミシガン州デトロイトを発ちジョージア州アトランタに向かっていたデルタ航空1943便。午前10時近くに出発し正午過ぎに目的地に到着するはずのフライトは、引き返しと再びの離陸により大幅に遅れての到着となった。
コックピットに迷い込んでいることにパイロットが気づいたのは、離陸後間もなくであった。後退飛行が出来ることから小鳥はハチドリとみられ、乗客の搭乗の最中に紛れ込んだと考えられるという。しかし1時間かけても鳥を捕獲することができず、狂ったように飛び回る様子も見られることから、残り1時間の運行の安全を最優先させるためとして機長は引き返しを決定した。乗務経験20年という中でこのようなアクシデントは初めてだという。
有名DJのブライアン・ブオナシッシさんは、