映画プロデューサーや監督による過去のセクハラ行為が次々と暴露され、騒動がついに裁判にも発展したことから激震が走っている今のハリウッド。自分も叩かれればそれなりにホコリが…とビクビクしているお偉方が多々とも報じられているが、そこになんと俳優シルヴェスター・スタローン(71)の名が挙がってしまった。元グルーピーの女性が過去の被害を訴えたものだが、「当時16歳だった私はボディーガードを交えた3Pを強要された」という内容には警察も軽視できない様子だ。
英メディア『Daily Mail』が警察の文書をもとに伝えたところによれば、シルヴェスター・スタローンが関与した疑いがもたれている過去の性的暴行被害を明らかにしたのは現在40代の女性。1986年7月、スタローンがラスベガスで映画『オーバー・ザ・トップ』を撮影していたなか、その息子役を演じた俳優デヴィッド・メンデンホール(当時16歳)の紹介で彼女はスタローンと会い、気に入られて翌日には「ラスベガス・ヒルトン(現:LVHラスベガス・ホテル&カジノ)」の27階スイートルームに呼ばれた。寝室でスタローンとの性行為におよんだところ、バスルームからボディーガードが現れてオーラルセックスを含む3名での性行為を強要されたというのが訴えの内容である。
スタローンからは「彼も僕も妻帯者。このことは絶対に黙っていろ。さもなければ君の頭部を…」と脅されたといい、決して名を明らかにしたがらないその女性。『Us Weekly』誌によると「とても屈辱的な出来事でした。本当は起訴などしたくないのですが、ハリウッドではこういう破廉恥なことが蔓延しており、様々な騒動が起きている今、私のような被害者を一人でも減らしたいという思いから訴えることにしました」と涙を流しながら語っているようだ。