過去には女性とも大恋愛を経験したが、映画で共演したジョニー・デップと恋に落ちたアンバー・ハード。「2人とも激しい性格のため衝突が絶えない」と囁かれるもゴールインした。だが喧嘩は絶えず、2016年にはアンバーから離婚を申請し、短い結婚生活に終止符を打っている。そのアンバーがこのほど人気誌の“今年を代表する女性”に選ばれ、スピーチで同性婚についての思いなどを赤裸々に語った。
豪版『GQ』誌の“Woman of the Year(今年を代表する女性)”に選ばれた女優アンバー・ハードが豪シドニーの会場にてスピーチを披露。バイセクシュアルであることを告白済みのアンバーは、そこでこう述べた。
「撮影のため、オーストラリアに8か月滞在しました。そしてまたロサンゼルスからこの国にやってきました。」
「飛行機が着陸するとき、パイロットがスピーカーを通してこう言ったのです。『皆さん、シドニーにようこそ。ところで、投票結果が今(ニュースで)分かりました。“オーストラリア人の大半が愛する人と結婚する権利”を支持したとのことです』と。」
「すると、信じられないことが起きました。機内から拍手喝采が起こったのです。全員が拍手していました。」
しかし10年前は、ハリウッドでも状況はずいぶん異なったという。
「まだ覚えています。私は(当時付き合っていた)女性の恋人の手を離すことを拒みました。すると、ありとあらゆる人にこう言われたのです。(同性愛者やバイセクシュアルであることは)ハリウッドでは死刑宣告と同じことだと。なのに10年が経ち、機内であのようなニュースを聞いて鳥肌が立ちました。そして涙が出たのです。そして今、私はこの場に立っています。」
「今日の私はとても幸運だと感じ、光栄に思っています。」