今年ついに50代に突入したアメリカ人女優ジュリア・ロバーツが、年齢にこだわるメディアに嫌悪感を示した。「50歳だからって何? 男の役者に対しても、年齢につきそうやって突っ込むワケ?」―そう語ったジュリアは、女性の加齢・年齢に関心を示されることにウンザリしているようだ。
このほど映画『プリティ・ウーマン』『ノッティングヒルの恋人』などで知られるジュリア・ロバーツが『InStyle』の取材に応じ、誕生日に関する質問に答えるのは「もうウンザリ」と告白。その複雑な心境をこのように明かした。
「あのね、みんな本気でそういう質問をしているわけ?」
「聞かせて。こんな話をジョージ・クルーニーやブラッド・ピットにしたことがある? 彼らが50歳の誕生日を迎える前に話題にしたの?」
女性セレブの年齢は何かと感心を集め、すぐに「劣化」「老化」だと叩かれてしまう。しかし男性の場合は年齢が話題になることは少なく、その点は「性差別」と捉えてもおかしくはない。
「私は毎年、自分の誕生日を楽しんでいるわ。感謝の気持ちを持って喜んで誕生日を迎えるの。(50歳になるからといって)前回の誕生日と違うなんてことはないのよ。」
しかし実際には、女性達にとって、特に年齢を重ねるにつれてオファーが激減するという女優にとって50代突入が平気なワケがない。にもかかわらず業界は残酷で、歌手マドンナも過去にこう語っていた。
「女性はセクシュアリティを表現してはいけない。ある年齢を過ぎたら大胆な行為は駄目。それって、“年齢差別と性差別のある社会”で私達が生きているという証拠よ。」