世界には科学で解明できない不思議な出来事がある。国内外で時折話題にのぼる「涙を流す聖母マリア像」もその一つだ。今回はメキシコ地震による死者を悲しんで涙を流しているという聖母マリア像の話題が届いた。英メディア『Metro』が伝えている。
メキシコの南に位置するタバスコ州にあるクピルコ村の教会で、聖母マリア像が涙を流したり、手が動いたりすると村人達が証言している。先月19日に少なくとも343人の死者を出したマグニチュード7.1の地震が発生して以来、この現象が起きているというのだ。
現在、この話を聞いたカトリック教の信者ら数百人が村を訪れる騒ぎになっている。村に住むルシア・トレス・ヒメネスさん(68歳)は、「マリア様はメキシコで起きたこと、そしてこれから起こり得ることを感じ取っているのです」と話している。
実はクピルコ村のマリア像が涙を流したという村人の噂は、今に始まったことではない。3年前からこのマリア像が涙を流すという噂はすでにあったという。しかし地元に長年奉仕しているイタリア人の教区司祭エンリコ・ラザロニ氏(Enrico Lazzaroni)が、信者や村人にマリア像の奇跡のことを伏せておくようにとお願いしていたそうだ。