両カップルが一緒にカウンセリングを受けた後、アンバーさんは妹から卵子を提供してもらい、クリスさんの精子と体外受精させた受精卵がアンバーさんに移植されたが、残念ながら1度目は着床とならなかった。アンバーさん本人を含む周りの誰もが心身ともに傷つき耐え難い苦痛を味わっただけでなく、経済的にも大きな負担となったことでアンバーさんは「もう2度とできない」と思い詰めてしまったようだ。
しかしやはり妊娠を諦めることはできず、アンバーさんは3か月後に再び挑戦することにした。着床を待つ間は不安が取り巻き、9日目に出血があった時には「また無理だった…」と思ったが、クリスさんが「着床のサインだよ」と楽観的に考えるようアンバーさんを慰めた。そして治療から2週間後、不安な気持ちのままスティック型の妊娠検査をしてみると陽性のマークが出てアンバーさんとクリスさんは大喜びした。
多少のつわりはあったものの、妊娠できた喜びはなにものにも代えがたく、さらに赤ちゃんは男女の双子と判明しアンバーさんや周りの家族の喜びはひとしおだ。アンバーさんは自分のストーリーを通して「同じ苦しみを経験している人たちに希望を与えたい」と話している。
「妊娠できず悩んでいる人は、自分だけがこんな目に遭っているのではと思いがちですが、実際は多くの人が同じ痛みや辛さを抱えているのです。FacebookのIVFグループでは互いが乗り越えて来た苦しみを理解し合えるし、私はみんなととても仲良くなりました。妊娠するまでの道のりは決して容易ではありませんが、これまでのことは価値あるものと思っています。」
アンバーさんは現在、自身のインスタグラムアカウント「ambergraces2」で妊娠の喜びを日々綴っており、多くのユーザーらが祝福の声を寄せている。
画像は『ambergraces2 2017年7月17日付Instagram「To my beautiful sister the godmother of our little boy.. thankyou for everything you have done for us!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)