ハリケーン「ハービー」襲来で大変な被害に見舞われた米テキサス州。記録的な豪雨による洪水でヒューストンの都市機能は完全にマヒしてしまったが、そんななかでトランプ大統領とともに先月29日に被災地に向かったファーストレディ、メラニア夫人の履いていた15センチほどのピンヒールがTPO無視の勘違いファッションだと批判され、擁護しなければならない大統領も頭を抱えていたに違いない。そんなことも影響したのか、大統領はこのほど「heal(癒し、回復、治癒)」と記すべきところ、そのスペルを…。
“Texas is heeling fast thanks to all of the great men & women who have been working so hard. But still, so much to do. Will be back tomorrow!” (原文ママ)
これはドナルド・トランプ大統領が1日午後5時20分付けでTwitterに投稿したもので、目にした米国市民は「ほら、また“ヒール”のスペルを間違えちゃったよ」「よほど女性の履くヒールがお好きと見える」などと意地悪く笑うばかり。被災地に向かうのに15センチのピンヒールを履いて注目を集めたメラニア夫人に続き、大統領もヒール関連の笑える話題を提供してくれたようだ。
大統領がそのツイートで言いたかったのは、まだまだやるべきことが山積みだが、捜索、救助、清掃、ライフラインの復旧作業などに懸命に当たってくれている人々のおかげで、テキサス州は壊滅的とされた被害からみるみる回復しつつある(healing)ということ。苦しんでいる州民に向けた激励のメッセージであったにもかかわらず、彼はキーワードであろう“heal”を“heel”としてしまった。