中国では毎年、何百万人もの若者が大きな目やくっきりとした二重まぶたに憧れ整形手術をしていると言われる。そんななか中国のネチズンの間で、目の手術をした猫が話題になっている。『South China morning Post』や『CGTN』には手術の前後の写真が掲載されており、手術後は猫の目がパッチリと開いているのがわかる。
今年3月、中国・四川省成都市内で若干太めの猫が保護された。動物福祉団体のボランティアによって保護されたこの猫は「フェイフェイ」と名付けられ、里親を探すことになった。しかしフェイフェイの両目は半分しか開かず、少し腫れているようにも見えた。
これは太っているフェイフェイの顔の肉が邪魔をして、目を大きく開けられない…という訳ではなかった。フェイフェイは保護された時から、まぶたがたるんで目を大きく開けられないため、このまま放置すると目のすぐ上に生えている毛が角膜を傷つけて炎症を起こしかねない状態だった。
そこで動物病院では、垂れ下がったまぶたを持ち上げて目をぱっちりとさせる手術を行うことになった。この動物病院を知る人物がフェイフェイの手術前と後の写真を中国の人気SNS「微博(ウェイボー/weibo)」に投稿したところ、多くのユーザーがフェイフェイのファンとなっていったのだ。
手術前のフェイフェイは明らかに目が半開きで、無愛想な感じだ。しかし手術後の写真は目がパッチリと開いて、なんとも愛くるしい表情に生まれ変わった。その様は、まるで美容外科の広告宣伝に登場するビフォーアフター写真のようだ。