フロリダ州ブレバード郡のメリット島にある米航空宇宙局(NASA)の「ジョン・F・ケネディ宇宙センター」を6日に訪れたマイク・ペンス米副大統領(58)。小惑星と火星の有人探査やその宇宙基地建設計画を掲げるNASAを激励したが、彼は「触れるな」の貼り紙に気づかずとんだ失態を犯したもようだ。
「ジョン・F・ケネディ宇宙センター」を公式訪問し、センター長であるロバート・D・カバナ氏の案内を受けながら展示室などを回り、NASA職員を激励したペンス副大統領。しかし『Orlando Sentinel』などが伝えたところによれば、彼のある行為に職員らはハッと息を呑み、青ざめたもよう。新型の宇宙船オリオンについてきわめて重要なフライトハードウェアを前にした副大統領は、“DO NOT TOUCH”の貼り紙に気づかなかったのか手のひら全体で豪快にそれをタッチしたのだ。
その後、「本当に申し訳ないことをしました」とTwitterで詫びたペンス氏。この訪問にはマイアミ選出の共和党・上院議員マルコ・ルビオ氏(46)も同伴しており、副大統領は笑いを取ろうとしたのか「彼がやれと挑発してくるもんで…」とツイート。そのフライトハードウェアについて心配する声、質問、注意を欠いた副大統領へのお叱りなどTwitterでは様々な声があがったが、NASAは「表面に触れただけなら大丈夫ですよ。きれいにすれば良いのですから。あなたをお迎えできたのはとても栄誉なことでした!」と優しさを込めてリツイートした。