有名プロゴルファーのタイガー・ウッズ(41)が、米時間29日に「アルコール、または薬物の影響を受けた状態で運転している疑い」で緊急逮捕された。その後、米メディアは「飲酒運転だった」と報じたがタイガーは保釈後に速やかに声明を発表。「処方薬をのんだ結果、このような予期せぬ反応が出たのです」「薬を複数飲んだために強い影響が出ていたのですが、私はそれに気づいていませんでした」と釈明した。それに続き、警察も「逮捕時にタイガーの体内にアルコールはなかった」と発表したが、逮捕時のタイガーの様子は尋常ではなかったようだ。
「飲酒運転ではなく、処方薬の反応が出たのです。」
「飲酒運転で逮捕」と全米メディアが報じた後、そう釈明したタイガー・ウッズ。アルコールが検出されなかった件はその後警察も認めたが、警官が発見したタイガーは右車線に車を停め車内で眠っていたとのこと。しかも車はエンジンがかかった状態で、ブレーキライトや片方の方向指示器も点滅したままだった。
車内でタイガーはシートベルトをしたまま眠っていたというが、起こされ質問に応じ始めるも話すテンポは異常に遅く、ろれつも回っていなかったそうだ。その様子をとらえた映像を警察が公開しているが、タイガーは抵抗もせず質問に答えるも混乱した様子で、まともに歩くこともできない状態だった。「アルファベットを歌わずに最初から最後まで言えますか」と問われた際は消えるような声で「はい」とうなずくも、「ではどんな指示だったか説明を」と言われるなりこんな風に答えていたのだ。
「国家を逆から歌わないこと…。」
またアルファベットをAから言うも最後の方は混乱した様子で、その後に署に連行されたという。