栃木県出身のお笑いコンビ、U字工事。2人からは、素朴で穏やか、人がいい…そんな栃木県ののほほんとしたイメージが沸いてくる。しかしこのたび、栃木名物を扱ったある動画がそんな「栃木県への先入観」をひっくり返してしまった。ストーリー展開は予想不能、一体何を伝えたいのか? その奇天烈な内容には首をひねるばかりだ。
動画『がぶ飲み&関東・栃木レモンのパネェ合体|DRINK COW DRINK』は、昨年20周年を迎えた『がぶ飲み』シリーズの新商品『がぶ飲みレモンクリームソーダ』の奥深い世界観を表現したものだ。『がぶ飲みレモンクリームソーダ』は、栃木のご当地ドリンク『関東・栃木レモン』と『がぶ飲み』がコラボして生まれたのだが、この『関東・栃木レモン』はテレビ番組などで紹介されたこともあり、今や全国区になりつつある。栃木県アンテナショップで売上1位となる人気ぶりだ。
動画では、ウシ型ロボットが登場、レモンと『がぶ飲みクリームソーダ』をぐいっと一飲み。すると乳からは牛乳ではなく、『がぶ飲みレモンクリームソーダ』がペットボトルに入って出てくるのだ。次々にウシ型ロボットが出現し、どんどんドリンクは作られ、そのうちにウシ型ロボットの体がどこまでも伸びていく。ぐるぐると三角形を作りながら、最後には宇宙に飛び出して…と、まさに奇想天外だ。動画で流れる音楽もどこかクセになりそうだが、音声なしで見てみるとPUFFYの『アジアの純真』が頭の中に流れ出しそうだ。
この「夢に出てきそう」な動画には、栃木にまつわるあれこれが登場しているのだが、お気づきだろうか。まず目につくのが草原に建つピラミッド。「ピラミッドならエジプトでしょ」と決めつけてはいけない。これは栃木県那須塩原市にある『ピラミッド元氣温泉』なのだ。また、日光江戸村からは「忍者」、日光さる軍団からは「猿」、そして宇都宮名物の「餃子」などなど不可思議な映像の中にまぎれているので、よく見てみよう。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)