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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】銅メダル獲得の中国女子体操チーム 「いったい何歳なんだ!?」の声続出

中国では女子体操選手の優れた資質というものを考える時、とにかく体の動きが軽やかで柔軟という選手だけを求め、女性らしい曲線美や色気などは度外視されてしまうのであろうか。リオ五輪ではそんな中国の女子体操選手たちについて、「いったい何歳なのか」という声が続出していることを中国のメディア『shanghaiist.com』が報じた。

夏のオリンピックでも各競技において15歳以上、16歳以上、18歳以上などと出場年齢に決まりがもうけられており、男子体操が16歳以上、女子体操は15歳以上となっている。年少であればあるほど贅肉のない体はとにかく軽やかで伸び伸びとしており、大舞台の経験不足による精神的な不安さはあるものの、怖いもの知らずであることは大きな武器になっている。

そんな中、このたびのリオ五輪では世界各国の女子体操チームから「中国の選手たちはあまりにも華奢で小柄。いったい何歳なのか」といった声が多々出ているもようだ。そんな声に反論するかのように、チームのキャプテンやチームのマネージャーは記者団に対し「選手は15歳~20歳で、幼く見えるなどといった外見で判断されるのは不服。審判の採点にも偏見があったのではないかと感じている」との不満をあらわにした。

実は10日に女子団体総合で優勝したアメリカのローリー・ヘルナンデス選手は、なんと2000年生まれで6月に16歳になったばかり。こちらも身長は152cmと大変小柄であるため、外見だけで年齢を疑うことは遠慮すべきなのかもしれない。しかし中国女子体操チームには忌まわしい過去がある。団体の金メダルを獲得した北京五輪においてHe Kexin選手は14歳であった可能性があり、シドニー五輪での銅メダルは出場年齢制限を守らなかったという理由からその後にはく奪されていた。

それゆえ「中国選手の年齢を徹底的に調べるべきだ」との疑惑の声、そして「年齢が嘘でないのであれば、あまりにも幼くして体操を始めさせ、成長を阻害している可能性はないのか」といった心配の声もあることに、国際体操連盟(FIG)も長く頭を抱えてきたもようだ。このたびの女子団体総合の結果をみれば、ロシア(176.688点)に僅差で銀メダルを譲り、中国(176.003点)は銅メダルとなっていた。これが優勝していたらFIGには「徹底して彼女たちの年齢を調べ上げろ」といったクレームが殺到していたのかもしれない。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)