リオ五輪で圧巻の泳ぎを披露したものの、「選手村に帰る途中に、乗っていたタクシーをとめられた」「額に銃を突き付けられ金を奪われた」と述べ強盗の被害者であるとメディアに発表した米競泳ライアン・ロクテ選手ら4名。しかし実際はガソリンスタンドでトイレ内を破損し、修理費用を要求され支払ったもので事件ではなかったことが判明した。これによりブラジル、アメリカをはじめとする各国から猛バッシングを受けているロクテ選手が、非常に曖昧な表現を連発した“謝罪声明”をインスタグラムにアップした。
先日、ライアン・ロクテ選手はNBCのインタビューにて「僕は、詳細について多くの点を省略しました。だからこんな大変なことになってしまったんです。大げさに話した点もあります」「僕達の方向に銃を向けられ、金を払うように要求された。それは確かなのです」とコメント。しかし強盗被害にあったどころか物を破損した“破壊者”との見方については細かい説明を避け、自分なりの解釈・釈明に徹しファンの理解は得られなかった。
そのロクテ選手がインスタグラムに声明を発表、このように思いを明かした。
「僕の振る舞いにつき、謝罪したいと思います。」
「外国で夜遅くに友人と外にいる。言葉の壁もある場合、そういう状況による精神的ショックは大きいものです。見知らぬ人に銃を向けられ、金を払えば去ってもいいと言われたのですから。しかし他人がどのような態度をとったにせよ、僕はより責任ある対処をするべきでした。それについてはチームメート達、僕のファン、他の選手達、スポンサー、また五輪ホスト達にも謝罪いたします。」
またロクテ選手は「国の代表として五輪に出たことを誇りに思っています」「このような事態は避けることができたはずだし、避けるべきことでした」とも綴っているが、「強盗事件だ」「銃を額に突き付けられた」といったありえない嘘により地に堕ちたイメージの回復には、長い年月がかかりそうだ。ちなみにこの声明についても「嘘を認める姿勢がいっさい無い」「一体何を考えていたんだか」という批判が噴出している。
出典:https://www.instagram.com/ryanlochte
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)