中国の湖南省で一般人より11本も指が多い子供が生まれていた。余分な指を切除する手術を希望する両親は、その費用を捻出するためメディアを通じて人々の善意に呼びかけるのであった。

中国のメディア『網易新聞（news.163.com）』が写真を添えて紹介した生後3か月のHonghong君。湖南省平江県で手の指が15本、足の指が16本と計31本もの指を持って誕生した男の子である。わが子のその姿をメディアにさらすことにはなるが、それにより寄付金を集め、なんとかわが子に手術を受けさせてあげたいと両親も必死であるようだ。

麻酔の関係上、Honghong君の幼さでは今すぐの手術は難しく、なおかつ骨が固まってしまう前の手術が必要であることから、生後半年から1歳の間までに行うことが理想だと説明されたとのこと。しかし多指症の手術は非常に高い技術が求められることから、どの病院でも行えるほど簡単なものではない。また費用も相当なものになるため、知人友人からの支援だけではまったく足りないそうだ。

実は母親自身も左右の手足の指が6本以上ある多指症で、子供への遺伝について心配していたため妊娠中には深セン市の大病院でエコー検査などを依頼した。その際、どの医師からも「ノーマルですよ」と説明されていただけに、「わが子はまるで多肉植物のような手足を持って生まれてきてしまった」と言って深く落ち込んでいる。多指症の中でも重度の奇形だというHonghong君の手足。おまけに「親指」と呼べるような指は見当たらないそうだ。

出典：http://news.163.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）