住民が自分自身の町を守ろうという概念から、職業的な消防士とは別に地域ボランティア消防団制度があるカナダ。青年部も存在する。ところがそこで、消火活動で活躍して目立ちたいと考える者が1名いたことから…!?
カナダ・アルバータ州のメイヤーソープという町で、このところ連続して起きていた放火とみられる火災。最新の事件は古い歴史を誇る橋などが全焼するというもので、2つの学校、キャンプ場のトレーラーパークに避難指示が出され、計36名の消防士とヘリコプターが出動する大規模なものであった。
しかし、その後の調査で意外な人物が逮捕されたことを『Fox News』が伝えた。それは地域ボランティア消防団・青年隊員のローソン・マイケル・シャーム(19)。彼は消防局から出動した消防士に交じって消火活動に尽力していたひとりで、まさに自作自演の活躍劇であった。予備審問を控え拘置所で過ごしているローソンだが、連続放火事件のすべてに関わっている可能性もあるとして起訴の罪状は18にもおよび、有罪となれば重い量刑を言い渡される可能性がある。
メイヤーソープ消防署長によると、ローソンは15歳の時に消防団の見習い消防士として登録。18か月間にわたり青年隊員としての訓練を受けていたことから担当教官の落胆は非常に大きい。また自慢の息子であっただけに父親アルバートさんのショックも大きいが、CTVテレビジョンネットワークの取材に対しては「裁判のいかんにかかわらず、息子に対してはこれからも親愛の情を持って接していくつもりだ」などと語ったもようだ。
出典:http://www.foxnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)