4月21日に急逝し、世界中のファンに衝撃と悲しみを与えた歌手プリンス(享年57)。その彼を、ある恩師が「実に賢く理解力のある子だった」と偲んだ。
大胆なステージで観客を沸かせ、エッジーなサウンドと素晴らしい楽曲で音楽ファンを魅了し続けた歌手プリンス。彼の才能は子供時代にすでに開花していたらしく、中学校で彼に音楽を教えた恩師ジミー・ハミルトン氏(Jimmy Hamilton、79)は米メディア『People』にこうコメントしている。
「すごくまじめな子でね。音楽をよく理解していたんですよ、そう、ずいぶん若い頃からね。」
しかしジミー先生は、プリンスが世界有数の人気ミュージシャンになるとは思っていなかったという。
「地元の音楽家として成功すると思っていたんです。音楽が自然に身についていたし、良い耳を持っていましたからね。」
「それに彼はすごくシャイだった。ステージで見せる姿とは全く異なります。」
大人しい彼が音楽を演奏すると目を輝かせ、先生を驚かせたそうだ。そんな彼は、学校の授業だけでは到底満足できなかったもよう。
「そう、彼は8時ピッタリにやってきて(練習すべく)バンドルームのドアの所で待っていました。毎日ね。」
まさに天才の名にふさわしいプリンスは、若い頃からどんな楽器でも器用に演奏したとのこと。ジミー先生とは、『天国への階段』(レッド・ツェッペリンの曲)をよくピアノで弾いたという。
出典:https://www.instagram.com/prince
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)