英ウェールズのビーチで砂浜に駐車した数十台が満潮時に水没、流されるというアクシデントが発生した。『dailypost.co.uk』が伝えている。
アイリッシュ海を望む静かな町、北ウェールズ・タレイカーはここ数年リゾート地として人気が高まっている。観光地のひとつ、タレイカービーチ(Talacre Beach)は数マイルにわたり金色に輝く砂浜が続き、美しい日の出が見られる場所としても知られる。
この砂浜には250台分の駐車場があり、駐車場入口のゲートに立てられた「警告! 危険! 駐車場は満潮時には閉鎖されます」と書かれた看板がひと際目を引く。
しかし8日のタレイカービーチでは満潮時にもかかわらずゲートが開いたままになっており、馬匹運搬貨車を含む約40台の車が次々と水没した。ビーチはもう手遅れと頭を抱える人、車を流されまいと駆け回る人らで大混乱となってしまったようだ。
この町で30年ほどビジネスを展開するタレイカー・ビジネスグループの会長リンドン・モルハーンさんは「町の駐車場はどこもいっぱいで観光客の急増に対応できていない状態が続いています。この日、車を流されたのは週末をビーチタウンで過ごそうとやってきた人ばかり。車を移動できた人もいますが、何台もの車が流されていきました」と話す。
駐車場を所有する会社のスポークスマンは「“駐車は自己責任でお願いします”と満潮時のリスクを警告しています。しかしながら、なぜゲートが開いていたのかは現在調査中です」と述べている。砂浜に停めた車が流されるアクシデントは今回が初めてではないようだが、これだけ被害が大きくなると管理体制を問われる事態になりそうだ。
出典:http://www.dailypost.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)