「母親が嫁を見つけてくれないから、俺は結婚できない」と、インド・南東部タミル·ナードゥ州に住む40歳の男が60歳の母親を焼き殺した。『timesofindia.indiatimes.com』が伝えている。
今月1日、印タミル·ナードゥ州チェンナイのアランバッカムという町で、母親を椅子に縛りつけ焼き殺した男が逮捕された。男はディー・アマーナス・プラサド(D Amarnath Prasad)で、足の不自由な母親ディー・サシカラ(D Sasikala)さんと、独身の叔母と一緒に住んでいた。タクシー運転手の仕事をしていたものの、アルコール中毒で、夜遅く帰宅しては母親と口論になっていたようだ。
近所では事件が起こる前日の深夜にも、酔っ払って帰宅したプラサドが母親のサシカラさんを怒鳴りつける声が響いていたという。そして翌朝5時半。サシカラさんが半狂乱で助けを求める声に近所の住民が驚いて駆けつけてみると、サシカラさんはプラスティックの椅子に縛られ重度の火傷を負ってぐったりしたという。
サシカラさんは救急車によってキルポーク・メディカルカレッジ・アンド・ホスピタルに搬送されたが体の70%に火傷を負っており、その日の午後に死亡が確認された。亡くなる前に「プラサドに火をつけられた」と話しており、プラサドは殺人容疑で逮捕されている。警察の調べに対し「母親が嫁を探してくれないから火をつけた。結婚できないのは母親のせいだ」と話しているという。
サシカラさんは3人の息子のうちのひとりを5年前に亡くしており、もうひとりの息子は家庭をもって独立していた。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)