モニターの解像度がどんどんアップし、かつてとは比べものにならないほど画面がきめ細かできれいになっているパソコン。アダルトものをそこで楽しむ男性たちにとっては嬉しい限りである。ただし、中には真面目にこんなことを言い出す人も。米テキサス州のお騒がせ男の話題をご紹介したい。
結婚して子供を育ててということに「興味がない」と言う人も増えているこの時代。生身の人間との間に円満な関係を築いていくことのわずらわしさを理由に挙げる人は多いが、テキサス州ではクリス・セビアー(本名:マーク・クリストファー・セビアー)さんという38歳の元軍人の男性が、とんだ“意中の人”との結婚を宣言して世間の注目を集めている。
クリスさんが真剣に恋に落ちてしまった相手はなんとMacBook。理由はそれで閲覧する“アダルト”な映像や画像のサービスが大好きだからであった。「たった一人の生身の女と結婚するより、インターネットなら美女がよりどりみどり。その子たちの体を眺めている方がよほど性的にも満足できるんです」とクリスさんは話す。
そんな彼は「MacBookと結婚したい。同性婚がOKならこちらだって許されるべきです」と真剣に主張し、役所で結婚届を行おうと試みる。だがテネシー、ユタ、フロリダ州のいずれにおいても却下され、クリスさんはテネシー州に続いて最近ではテキサス州ハリス郡の連邦裁判所において不服申し立ての裁判を起こしていた。
しかしクリスさんは、残念ながらまたもや訴えを退けられてしまった。州司法長官のケン・パクストン氏は、「人とコンピュータが結婚するなどというのは、客観的にみてもわが国の歴史や伝統に照らし合わせてみても、守られるべき利権には相当しません」などと説明したという。もっともクリスさんが言いたいことは無限大にあるとみえ、このたびの起訴状はなんと400ページ近くにも及んだという。別の州で同じチャレンジを繰り返す可能性もありそうだ。
出典:http://www.slowlyboiledfrog.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)