もしも3歳にして母親から突然引き離されてしまったら…。自分自身の幼い頃のことを思い出すことは出来なかったのであろうか。イギリスで女子中学生2名が3歳児を誘拐する事件が発生し、波紋を広げている。
イングランド北東部のタイン・アンド・ウィア州ニューカッスル・アポン・タイン市で13日午後5時ごろ、人気アパレルブランド「プライマーク(Primark)」の店舗で母親が買い物中、連れていた3歳の女の子が誘拐されるという事件が起きた。
大変な数の監視カメラの映像を解析しながら、ニューカッスル市議会、商店街、ニューカッスル大学、バス会社、駅、鉄道など随所に捜査への協力を依頼し、広範囲における捜索を行ったニューカッスル警察。彼らは約1時間後に現場から4.8km離れたゴスフォースの公園で、泣いている幼い女の子を連れた13歳と14歳の少女2名を発見。幼女は無事保護された。
その後、少女らの身柄はノース・タインサイド治安判事裁判所に送られたが、幼女誘拐のほか、店舗で衣料品を万引きしていたことも判明したという。同署のデイヴ・ゴウルド警部は、捜査に協力してくれたすべての機関に感謝するとともに幼女が無事な姿で戻るまで家族は激しい不安や恐怖と闘っていたことに触れ、「その動揺は見るに忍びないほどでした」と述べている。中学生の女子がなぜ誘拐事件を起こしたのか、動機について注目が集まっている。
出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)