子供が2歳頃になると始まるトイレトレーニング。大人が使う便座の上に設置する幼児向け補助便座には可愛い柄が付いているものも多く、その形は幼い子の目にはオモチャにしか見えないようだ。このほどオーストラリアで…。

幼い子に親しみを感じさせるようなメルヘンチックなピンクの柄が可愛いその補助便座。黄色い持ち手が両脇についており、2歳児が「コレは何だろう」と興味を抱いて手にとってみるのはごく自然のことであったようだ。ニュースメディア『flynewsonline.com』がオーストラリアのある家庭で起きたトイレトレーニング中のアクシデントを伝え、ママたちの間で大きな話題となっている。

サイズもピッタリという補助便座を自分の頭にスッポリとかぶせてしまったのは、南オーストラリア州アデレードの北に位置するノースフィールド在住のユウゲン・ケルティー君（2）。母親のサトコさんはユウゲン君をバスルームに連れていき、石けんで滑りやすくさせるなどしてみたが、耳に強く擦れてどうしても息子の頭からそれをはずすことができなかった。

育児・健康に関するホットラインへ電話で相談すると「救急病院へ」とアドバイスされたサトコさんだが、大きくて硬い輪状のものを首にはめた状態では車の揺れによる衝撃が心配されるとし、迷わず救急隊員の力を借りたいと申し出た。こうして「South Australian Metropolitan Fire Service」から隊員2名が自宅に向かい、特殊なツールで補助便座を切断してくれたという。目のいき届かない場所に置かれていることが多い補助便座だけに、こんなアクシデントも発生してしまうことを多くのママたちに知っておいてほしいと真剣に語るサトコさんであった。

出典：http://www.flynewsonline.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）