ブライオン・ウィリーさん(70)が牛乳配達の仕事を始めたのは13歳の時。それから57年間、この道一筋で働いてきた。仕事を休んだことは一度もない。『express.co.uk』が報じている。
英南西部グロスターシャー州キングス・スタンリー在住のブライオン・ウィリーさんが牛乳配達の仕事を始めたのは57年前。13歳の時、学校に通いながら生活の足しにと始めたアルバイトは、いつしか彼の生活を支える本業になった。
15歳で学校を辞めた後、地元の農場で休みなし・フルタイムで働きながら牛乳配達を続けたブライオンさんは、1986年、40歳にして500人の顧客がいる地域を任され独立した。
「いつも楽しく仕事をしてきました。この仕事を通して知り合った顧客は数知れず。顧客というより長年の友達といった感じです」と語るブライオンさん。
「57年前には小さかった子供が今では家庭を持ち新しい家を構えている。何年にもわたってこの地域の家族の成長が見られて幸せですよ。今では私のもとで一緒に牛乳配達をする者までいるほどです」と感慨深く語る。
「思い出されるのは1962年と1981年。大雪に見舞われ、雪をかき分けながら配達しました。本当によく働いたと思います。」
そして今月2日、ブライオンさんは馴染み客に最後の1本を配達すると57年間の配達員としての仕事を引退した。
ブライオンさんは「いやあ、寂しくなりますよ」と語りつつも「これからオーストラリアにいる息子に会いに行こうと思っています。近くに住む娘や孫と過ごす時間もたっぷりとれそうです」と引退後の生活を楽しみにしているようだ。
出典:http://www.express.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)