これまでに30万5000英ポンド(約4720万円)を整形手術に費やし“リアル・ケン”を目指してきた30代のある男性。術後の合併症で命の危機に直面したこともあるというが、理想の美を求める姿勢は変わらないようだ。『thesun.co.uk』が伝えている。
ブラジル生まれ、英ロンドン在住のロドリゴ・アルベスさん(32)は客室乗務員。バービー人形の恋人である“ケン”に限りなく近づくため15年間で42回の整形手術を受けてきた。
ここ1年での整形は20回にも及び、9万5000英ポンド(約1470万円)をつぎ込んで鼻、顎、腹筋、足などにメスをいれてきた。世界中を飛び周り、米ビバリーヒルズで植毛をするなどルックスには常に気を遣っている。
しかし整形は危険とも隣りあわせ。今年1月に受けた鼻の手術は6度目になるが、新しい鼻を形成する際に入れた軟骨に体が拒否反応を示し、現在はスペインの都市マラガの病院に入院中である。
「ここ3日間は息をするのも辛い。手術後に感染症を起こし、鼻の皮膚が壊死して鼻孔に穴が開いてしまったのです。医師にはここでしっかり治療しないと顔全体の皮膚が壊死することになりかねないと言われています」と話すロドリゴさん。
現在は8時間毎に抗生物質の点滴を受けているが「早くロンドンに帰って専門医に診てもらいたい。ここでの治療は時間ばかりかかるから。ここ数日気分が冴えないし、熱っぽい。とても落ち込んでいます。またはじめから鼻を整形しなくてはいけないし」とスペインでの治療には納得がいかないようだ。
3年前には上腕二頭筋を大きくする整形手術を受けたが、注入した化学物質の一部が漏れて血流に流れ出し生死をさまよったという。一時は腕の切断も考えたほどであったが、無事回復している。
ロドリゴさんは、自分の容姿に対し常にコンプレックスを抱く精神障害の治療中でもある。手術の費用はブラジルの祖父母からの遺産と、客室乗務員の仕事、スペインのプエルト・バヌスに所有する不動産の賃貸収入で賄っているという。彼のインスタグラムには7万超のフォロワーがおり、南米の女性避難民の慈善事業に寄付もしているとのことだ。
出典:http://www.thesun.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)