海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】警察官とんだ誤認逮捕 清掃職員に銃を放ち留置場へ(米)

「英語ができないのか返事もロクにできない。おまけに人相や表情も…」 そんな理由から窃盗犯として疑われてしまったのは、ビルメンテナンス業者から派遣された女性の清掃職員であった。言語でうまく意思疎通が図れない中、逃げ出した女性はテイザー銃を撃たれて無理やり逮捕されたという。

米テネシー州チャタヌーガ郊外のコレッジデールで1月11日、とんだ誤認逮捕があったことを警察が公表して物議を醸している。『nydailynews.com』が伝えているところによれば、事件の舞台となったのはウールトワー・ミドルスクールという学校で、夜間に泥棒に入られたとの通報に地元警察署は2名の警察官を向かわせた。しかし…。

彼らが学校に到着して真っ先に「怪しい」と目を付けたのは、就労ビザを得てグアテマラから米国に出稼ぎに来ていたフアナ・レイマンドさんという36歳の女性であった。清掃道具が多数入ったカートを押しながらホールを歩いていたフアナさんは、まだ英語をよく理解しておらず職務質問もスムーズに行かない。おまけに就労許可証や身分証明書の提示を求めたところ、フアナさんは逃げ出してしまった。

これに警察官はスペイン語で「アルト!(止まりなさい)」と命じたがフアナさんは無視。すると警察官はテイザー銃を放って彼女を無理やり逮捕し、その身柄を留置場に突っ込んだ。フアナさんには750ドルの保釈保証金が設定されたが、その後に誤認逮捕であったことがわかり、やっと釈放されたという。

この事件について周囲の人々は、「何の罪もないか弱い人間が警察の一方的な思い込みで犯人扱いされ、テイザー銃まで撃たれるなんてひどすぎる」と驚いている。だが警察の事情に詳しい専門家の中には、「職務質問の最中に逃げ出したような場合は撃たれても仕方ない」と擁護する声もあるもようだ。

出典:http://www.nydailynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)