離婚後、タチの悪い男と交際するようになった母親を心配していた17歳の長女。しかしある時、酒に酔って暴れ出したその男から母親を守ろうとしたところで娘は撃ち殺されてしまった。なんともやるせないニュースが米ジョーシア州から飛びこんできた。
ジョージア州エルバートン市の住宅街で12日夜、男が交際中の女性の子を銃で殺害するという事件が起きたと『georgianewsday.com』が伝えている。警察の発表によれば亡くなったのは17歳の長女アリリック・フォーチさん。離婚後3人の娘を育てている母親のロンダ・キュアトンさんを、酒によって暴れるボーイフレンドのラファエル・ディアス・デ・レオン(49)から守ろうと立ちはだかったところ、ラファエルに撃たれたという。
ロンダさんは撃たれたアリリックさんを抱いて家を飛び出し、行き交う車に手を振って助けを要請。彼女の首も銃弾がかすめたことから傷を負っており、気づいて手を貸そうとしたノーマン・グライムズさん(83)もラファエルに撃たれ、肩を負傷して病院に運ばれた。ラファエルは警察が到着する前に拳銃自殺により死亡。事件当時、自宅にはアリリックさんの妹である12歳のデリアンさん、10歳のシモーナさんもいた。幸い怪我などはないが姉を殺されたショックはあまりにも大きいもようだ。
ロンダさんはその後Facebookに、ラファエルの酒癖の悪さには日常的に悩まされていたことを記し、果敢にも母親を守ろうとして長女が命を落としたことを「人生最大の犠牲」と深く嘆いた。アリリックさんは上級看護職を目指し、大学進学を望んでいたという。
出典:http://www.georgianewsday.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)