誰もがSNSに驚くべき情報を寄せてしまうこの時代、食品やレストラン業界においては従業員が“ファンがっかり”という衝撃映像や写真を投稿することがある。そして中には、クビになった元の従業員が腹いせのために何かを暴露することも。これは真実かそれともでっち上げか。ニューヨークのドミノ・ピザが大揺れとなっているもようだ。
ピザの生地というのは冷暗所で寝かせておく必要がある。暖房が効いたフロア、ピザを焼く調理場、店舗内のいったいどこがそれに適しているのか。ニューヨークの「ドミノ・ピザ」で撮影されたという驚きの動画が真実か否かと物議を醸し、訴訟にも発展する勢いを見せている。
7日、NYのラジオ局『WPDH』が“Kingston Domino’s Allegedly Stored Dough in Bathroom”というタイトルの問題の映像をYouTubeにて紹介した。撮影者は「ドミノ・ピザ」をクビになったというニューヨーク在住のスコット・ウィスペルさんという男性。パレット(青いプラスチックケース)に入っているとはいえ、ドミノ・ピザでは廊下やトイレにまでピザ生地を寝かせている、そんな不衛生な実態を激写したとの説明が添えられた。
ちなみに自身が解雇された原因についても触れているスコットさん。アメリカのドミノ・ピザでは車の屋根に付ける脱着式の看板を設けており、そのためスコットさんはデリバリーに自分の車を利用していたが、ある時店主から「もっとちゃんとした車に乗らなければ信頼を得られない」と言われて解雇されたという。
しかし「ユニフォーム着用と勤怠において問題が多いことからクビになりました」と説明するのはラスさんという店長。彼はFacebookを通じて「スコットさんはパレットをトイレに運んでこのようなデッチ上げ動画を撮影しています。クビになった恨みから我々を脅す目的でしょう。業務妨害や恐喝にあたるこのような行為を私たちは断じて許しません。彼には良心に恥じない行動を望みたいものです」と反論している。
かなりの注目を集めてしまっているこの動画。今後すみやかに削除されるようなことがあれば、おそらくはラス店長の言い分が正しかったということであろう。スコットさんには裁判に持ち込まれる前の行動が必要となりそうだ。しかし彼が決して主張を曲げないとしたら、それが意味するのは…!?
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)